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つつじヶ丘の家

多様な風景が展開する小さな家型の空間  

都市近郊の住宅街の多くには、その地域の特徴が表われることなく日本全国どこに行っても同じ風景が存在する。それは法規制や諸事情によってなんとなくできてしまった街並みで、これといった統一感があるわけでもなく、各々が小さな屋根の連ねて建っている。その家々の建っている背景を想像すると眺めていて意外と飽きないもので、同じ屋根の連なりでありながら、なんとなくではなく意図的に屋根を連ねる住宅の可能性を考えたいと思った。
「つつじヶ丘の家」は、四角い小さな敷地いっぱいに平面形状を取り、駐車スペースを確保するためにその一角を削り取り、家に入りやすくするために道路側の一角を更に削り取った大小の四角い平面が連なる配置となっており、その小さな四角い平面各々に切妻屋根を架けている。内部は外形がそのまま反映された高さ、広さの異なる家型の空間が連なり、同じ形状でありながらそれぞれに多様な風景が展開する小住宅となっている。