
たまプラーザの家
屋根形状がつくり出す光と影の家。
まだ畑の残る緑濃い長閑な風景の中、三角屋根の稜線がくっきりと空に浮かぶ。
建物はほぼ真四角に近い平面を敷地の中に素直に配置し、やや偏心させた方形の屋根をかぶせ、風景にあわせて窓をくり貫いた単純な形となっている。内部は方形の屋根形状をそのまま生かした吹抜けとなっており、抑えられた開口部との対比により、陰影に富んだ空間となっている。
その開口部には南西方向に大きな栗の木、北西方向にイチョウ並木が効果的に切り取られ、内部に映り込む緑が、まるで時が止まってしまったかのような気配を印象づけている。