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各務原の家花火が見える家。スリットと傾きがつくる豊かな空間。

岐阜と愛知の県境となる木曽川が近くを流れる丘陵地に建つ住宅。その対岸には国宝の犬山城、如庵、そして明治村などで知られる犬山があり、木曽川で行われる花火はこの地域の夏の風物詩となっている。設計初期の段階からクライアントの要望のひとつに、「木曽川の花火を家から見たい」というものがあった。そこで一列に並んで花火を眺められるよう、シンプルな片流れ屋根にスリットを入れ、花火観賞のための桟敷をつくった。そしてこの年に一度のハレの日のためにつくられた桟敷は、日常においては光が差し込み、風が吹き抜ける気持ちの良い内部空間をつくり出している。

新建築住宅特集2005年12月号 JIA 建築年鑑2007 日経アーキテクチュア 別冊・美しい屋根 Memo 男の部屋 2007年7月号 日本建築家協会優秀建築選 2007 europaconcorsi/IT

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