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代々木上原の家高台の敷地の特徴である眺望の良さを生かすための木架構。

敷地は東側隣地より5mほど高いレベルにあって視界が開けており、2階から新宿副都心のビル群を望むことができる。眺望は良いが間口が狭いため、間口に対して極力袖壁をつくらない全面開口の方向で考えた。しかし、木造在来工法において一般的には耐力壁としての袖壁が不可欠である。その袖壁に代わるものとして、特殊な金物を使った木造ラーメン構造や、プランの工夫で室内に耐力壁を配置するなど検討を重ねたが、最終的にはプラン上影響のない位置に耐力壁に代わるアーチ状の列柱を配置することにした。その列柱は全面開口を実現するための手段であると同時に、空間を特徴付ける重要な役割を担っている

新建築住宅特集(2011年10月号) 他多数

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